CHAT
目を覚ますと夜だった。

近くに置いてあるケータイを開く。


「私、こんなに寝てたんだ…」


日付を見ると、もうすぐで自分の誕生日になろうとしていた。

私はブランケットをはおり、外を見にベッドを出た。

空には綺麗な月が浮かんでいる。


「また今年も独りぼっちの誕生日か…」


そう呟くと、ケータイが鳴った。

0時ピッタリに送られてきた知らないアドレスのメール。

私は慣れない手つきでメールを開いた。
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