CHAT
放課後、私は急いで図書室に行った。

もう木崎君は来ていた。


「ごめんね、待たせちゃって」

「大丈夫、今来たとこだから」


そう言ってさっそく勉強をし始めた。

目の前に木崎君がいる。

それだけで胸がドキドキする。

勉強をする木崎君はとてもかっこよかった。

するとチラッと木崎君がこっちを見てきた。

一瞬目が合う。

二人とも慌てて目をそらす。

外が暗くなるまで、結局私は勉強に集中できなかった。
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