CHAT
「木崎君…!!」


私はすぐに駆け寄った。

涙があふれ出る。


「イテテ…」


木崎君はゆっくりと立ち上がって、私に顔を見せた。


「危ねーなんだよあの車…」


私は思わず木崎君に抱き付いた。

いてもたってもいられなくなった。


「渚!?」

「…よかった…本当によかった…」


私がギュッと抱き締めると、木崎君は抱き締め返してくれた。

頭をなでてくれた。
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