CHAT
「しみるー!」

「ちょっと我慢して!」


近くにあったベンチに腰を掛け、ケガの手当てをする。


「でもよかったよ、ケガしたのが渚じゃなくて」

「ダメだよ!木崎君がケガするのも良くないよ!」

「別に俺はいいけど」

「私が悲しいの!」


そう私が怒ると、木崎君はまた頭をなでた。


「ありがと」


そう言って機嫌をとるようにキスをする。

一気に幸せな気持ちになる。
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