CHAT
次の日、私は学校を休んだ。

木崎君のそばにいたかった。

それから心配でもあった。

病室の前に警備の人がいてくれているけど、また何が起こるか分からない。

せめて木崎君が目を覚ますまで一緒にいようと思ったのだ。


「…木崎君」


私は手を握った。

手のぬくもりを感じてホッとする。


コンコン…


ドアをノックする音が聞こえた。

ドアが開くと警備の人が入ってきた。
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