CHAT
「な…ぎさ…」


木崎君の声が聞こえた。

振り向くと目を覚ましている。


「木崎君!…よかった、目が覚めたんだね」


それはつかの間の安心だった。

またKが暴れ出したのだ。


「お前さえいなければ!」

「待って!これ以上罪を重ねないで!」

「うるさい…!!」


腕を振り払われ、床に飛ばされた。

Kは木崎君にナイフを向け、近付いていく。

そして勢いよく腕を上げた。
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