CHAT
「祥二…?なんで…」

「えっと…これは…里紗の友達だから…その…」


祥二が慌てて言い訳をする。


「もういいよ…祥二君」


真由美が静かに言った。

祥二は後ろ頭を掻きながら真由美の側に近寄る。

二人の視線があたしに向けられた。


「里紗、全部俺が悪いんだ…」

「……」

「…ごめん」


ヤダ……

こんなのヤダ……


「里紗、祥二君は最初里紗のことで私に相談してきてね。趣味とか好きなこととか…里紗のことを知ろうとしてたんだよ」

「それで気が合って付き合い始めちゃったわけ…?」


三人の間に冷たい空気が流れる。
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