CHAT
インターネットにつながれる。

少しして新たな画面が現われた。

そこには大きく『CHAT』と書いてあった。

あたしはとりあえず書き込んでみることにした。


里紗>こんばんは。


すぐに返事が来た。


K>こんばんは。来てくれて嬉しいよ。

里紗>誕生日プレゼントのことなんだけど…

K>さっそくその話?里紗ちゃんともう少し話したかったのに。


「…やっぱり遊びか」


その返事を読んで、少し残念に思った自分に飽きれた。

あたしはチャットを止めようとボタンに指を置いた。
< 6 / 201 >

この作品をシェア

pagetop