CHAT
K>憎いヤツを傷付けたり、陥れたり…

瑠璃>な…何言ってんの!冗談でしょ!

K>冗談なんかじゃないよ。だって…


あたしはいつの間にか息を止めていた。

ある言葉が想像できたからだ。


K>殺すことだってできるんだよ。


想像通りの言葉をKが書き込んだ。

あたしはこの言葉で、これ以上チャットをしてはいけないと思った。

Kと関わってはいけないと思った。

あたしは返事をせずにケータイを閉じた。

明日香からメールが来たのは、それから1時間後のことだった。
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