猫っかぶり彼氏。〜天然王子=俺様彼氏①〜
「那智の体は気持ちいい、柔らかくて」
シオは私をお湯の中でくるりと反転させ、後ろから抱きしめた。
「悪かったわね、太ってて」
私はシオの胸に寄り掛かりながら言った。
あぁ、素直じゃないなぁ、私。
バスタオル越しにシオの体温を感じる。
「褒めてるのに」
シオは少しむくれて。
「ふにふにした体、俺好きなんだけど。那智はまた格別だね。特にここ。」
むにっ
「きゃぁぁ」
どこを触ったか?
……言わなくてもわかるでしょ