飴恋
次の日 私はほとんど眠れず、疲れが取れない思い体をひきずって登校した。

「あゆ顔色悪いよ?大丈夫?」
めぐみが心配して声をかけてきた。

「大丈夫」

私は力のない声で返事した。

「もぉっ!全然大丈夫じゃないじゃん!!保健室いくよ」
めぐみに腕をつかまれ、立ち上がった。

あゆみ!と健二くんが呼ぶ声が聞こえた気がした。私の視界からすべて消えた。
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