飴恋
次に目をあけた時、保健室のベットの上だった。

泣きそうな顔のめぐみと優しい表情で私を見つめる健二くんがいた。

「あゆ。よかったぁ。いきなり倒れるからびっくりしたょ!」

めぐみが私に抱きついてきた。

「健二くんが運んでくれたんだょ」

「え…」

おどろいて彼を見た。
彼は
「大丈夫か?」と言って優しく笑った。
胸の奥が熱くなるのを感じた。
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