気付けば溺愛
お酒はあまり強くない私も、延々と飲み続けるみんなの雰囲気に流されてほろ酔い気分。

入社以来想い続ける拓真の隣りでまったり笑いながら楽しい時間を過ごしていた。

拓真は、お酒が強くて酔っ払って人格が変わる姿とか見た事がないけど、その日はなんだか考えこんだり、じっと私を見てたり…。

様子が妙に気になった。

「…なんか、あった?」

「ん?」

「いつもの拓真じゃないみたい。静かだし」
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