恋めぐり
だから嫌いと告げた
オウリはカインが嫌いだった。
理由は簡単なこと。
「オレが軍属だからか」
「そう。私、軍人も軍隊も軍歌も軍が付くものは嫌い。だから軍人であるあなたも嫌い」
カインの目の前で言い放った。
「今日のオレはオフだ。軍人じゃない。この店の客だ、客に酌ぐらいしても良いだろ」
めげないカインが鬱陶しいとオウリは視線で彼に訴えているが通じない。
通じてはいるだろうが、彼はますますオウリに興味を持ち近づいてくる。
理由は簡単なこと。
「オレが軍属だからか」
「そう。私、軍人も軍隊も軍歌も軍が付くものは嫌い。だから軍人であるあなたも嫌い」
カインの目の前で言い放った。
「今日のオレはオフだ。軍人じゃない。この店の客だ、客に酌ぐらいしても良いだろ」
めげないカインが鬱陶しいとオウリは視線で彼に訴えているが通じない。
通じてはいるだろうが、彼はますますオウリに興味を持ち近づいてくる。