恋めぐり
彼女たちは顔を真っ青にして教室から出て行った。
「土方さんには中学の頃から危ないファンがいるんですよ。変な不可侵条約みたいなものが出来上がってて、あの人に近付く女は脅迫めいたことをされてるんです」
「そうなんだ」
「いつもならオレには関係ないことですから放って置いてるんですけど、直江先輩は臨時とはいえ風紀委員、仲間ですから」
「助けてくれてありがとう」
お礼を言うと秋田くんはなぜか顔を赤くして小さく頷いた。
「えっと、その髪じゃあれなんで風紀委員会室に戻りましょう。ハサミとかあるんで」
「土方さんには中学の頃から危ないファンがいるんですよ。変な不可侵条約みたいなものが出来上がってて、あの人に近付く女は脅迫めいたことをされてるんです」
「そうなんだ」
「いつもならオレには関係ないことですから放って置いてるんですけど、直江先輩は臨時とはいえ風紀委員、仲間ですから」
「助けてくれてありがとう」
お礼を言うと秋田くんはなぜか顔を赤くして小さく頷いた。
「えっと、その髪じゃあれなんで風紀委員会室に戻りましょう。ハサミとかあるんで」