恋めぐり

桜の理

夢を見た。


全然知らない場所に私は立っていた。

荒らされた部屋。

私の意識は、誰かの身体の中に入っていた。

身体は自分の意識で動かせない。

まるで、体感シュミレーションの様に、誰かのしていることを、その人の視線で見ているような気分。


「すまない、でもこうしないと」

荒らされた部屋の中で私は男の人と向き合っていた。
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