恋めぐり
このまま一つになれたら良いのにね。
そうしたら、君に私を殺すなんてことさせなくて良いのに。
長いキスに私の息がもたなくなる。
肩を押すけど、彼は離れてくれない。
少しだけ唇を離すと、小さな声が聞こえた。
「もう少しだけ。頼む」
顔に冷たい雫が落ちてきた。
少し目を開けると、彼が泣いていた。
拭って上げたかったけど、手は彼に握られていて、出来なかった。
そうしたら、君に私を殺すなんてことさせなくて良いのに。
長いキスに私の息がもたなくなる。
肩を押すけど、彼は離れてくれない。
少しだけ唇を離すと、小さな声が聞こえた。
「もう少しだけ。頼む」
顔に冷たい雫が落ちてきた。
少し目を開けると、彼が泣いていた。
拭って上げたかったけど、手は彼に握られていて、出来なかった。