恋めぐり
「直江先輩オレのブレザーを貸しますので足を隠して下さい。土方さん舐めるように見てますよ」
「だから違う!直江も早くスカートを直せ!それに熊じゃねぇからな。藤堂さんだからな!」
土方くんと秋田くんのやり取りも周りは笑って見ていた。
みんな笑っているけど、私は笑えなかった。
だってこれから私は彼を騙して行くに違いないから。
どうしても、土方くんを好きだという気持ちが湧かない。
オウリの気持ちが分かる。
「直江、いつものことだから気にするな」
藤堂さんが話し掛けてきた。
どうやら二人の揉め事を私が作ったと落ち込んでると思われてるらしい。
「あなたの名前知らない」
「そうだったな。オレは藤堂昴(とうどうすばる)だ。お前らと同じ学年だからな」
顔と合ってない名前だと思った。
でも彼の顔は見ているとどこか和む様な気がする。
「だから違う!直江も早くスカートを直せ!それに熊じゃねぇからな。藤堂さんだからな!」
土方くんと秋田くんのやり取りも周りは笑って見ていた。
みんな笑っているけど、私は笑えなかった。
だってこれから私は彼を騙して行くに違いないから。
どうしても、土方くんを好きだという気持ちが湧かない。
オウリの気持ちが分かる。
「直江、いつものことだから気にするな」
藤堂さんが話し掛けてきた。
どうやら二人の揉め事を私が作ったと落ち込んでると思われてるらしい。
「あなたの名前知らない」
「そうだったな。オレは藤堂昴(とうどうすばる)だ。お前らと同じ学年だからな」
顔と合ってない名前だと思った。
でも彼の顔は見ているとどこか和む様な気がする。