戦慄の旋律1 -頭-
その日は奇麗な夕日だった
昼間から遊んだ。都会の郊外、静かな町。仲の良かった4人が久々に一緒に遊んだ。皆違う中学に行ってしまったから。そうだ、僕の名前は小野棟 慶介(オノムネ ケイスケ)。中学2年生。そこ、中2病とか思わない。あ、いや、今のは気にしないで。こっちの話さ。
ただ会って話して、歩いて。昼間っからそんな事して、いまどきの中学生らしくないけれど、これでも4人とも立派な都会人。
話しても、話しても思い出や学校で会った話は尽きない。ああ、やっぱ友達はいいな。
気がつくとずいぶん一人で歩いて来てしまっていた。誰も呼んでくれないし…
何で?
ふと、僕の頭をそんな思いがよぎった時だった。
あの時の夕日は忘れない。
ただ会って話して、歩いて。昼間っからそんな事して、いまどきの中学生らしくないけれど、これでも4人とも立派な都会人。
話しても、話しても思い出や学校で会った話は尽きない。ああ、やっぱ友達はいいな。
気がつくとずいぶん一人で歩いて来てしまっていた。誰も呼んでくれないし…
何で?
ふと、僕の頭をそんな思いがよぎった時だった。
あの時の夕日は忘れない。