ヒメ恋~Eternal Love~
ある日、話し終わったのに美海の側から離れようとしない、

里海の側に近づいた。


「里海?話し終わったんじゃないのか?」


里海の顔を見ると、何故か表情が強ばっていた。


「里海?どうした…?」


小さな両手は、美海の両手にしっかり重なっている。


「ま…ま……」


「え…?」


瞬き1つせず、美海の名前を呼ぶ里海。


おかしい……


直感的にそう感じた。



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