ヒメ恋~Eternal Love~
これで美海さえいれば…


こんな幸せな誕生日はないのに…。


「里海…ママにもお祝いしてほしいよな…」


ベッドに里海を寝かせた時、里海はもう深い眠りについていた。


「よっぽど早くから起きていたんだな…」


里海が寝室を抜け出したことにまったく気づかなかったオレは最低だな。


「ママは必ず起きるよ、里海。ママだって朝は眠いから…

こんなに早くから起こそうとしたら可哀想だろ?

だから里海も早起きなんてしなくていい…。

里海が起きる時間になったら…ママも起こしてあげような?」


優しく優しく里海の頭を撫でながら、オレは里海にそっと話しかけた。



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