極 彩 グ レ - ス ケ - ル
不完全で満たされた世界
あたしのこの瞳は、多分
不完全要素でしかなく
いつもそれを忌み嫌っていた。
上手くいかないことの全てを
この目のせいにして、
多分色々なことから逃げてきたし
避けてきたのだと思う。
でも、出会えた。
こんなあたしを認めてくれる人
普通の友達として接してくれる人
真っ直ぐにあたしを見て
励まし、時には叱咤してくれる人
彼らに受け入れられて
同時に他者を受け入れることを学び
その難しさや、心地よさを
この身をもって知ることができた。
前を向くことの大切さを
いつの間にか、理解した。
未来が怖くないわけじゃない、
でも、前を見ていよう。
この目が生きている限り、
大切な人たちと、共に
見ていこう、美しい世界を。