極 彩 グ レ - ス ケ - ル

幸せだ、と感じたことはない。

でも、心が温かくて、自然に
顔がほころぶようなこの気持ち。

表すのなら、一番近いのは
幸せ、なのではないだろうか。

見慣れた天井を仰いで、
息を吐く。

外にはしろい三日月が浮かんでいた。




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