極 彩 グ レ - ス ケ - ル
軽快なリズム、テンポが速くて
難しい、でも大好きな曲。
ネオのバイクにはじめてのせて
もらったときに聞いた曲。
目をとじると、視線から解放
されて少し緊張が柔らいだ。
曲がおわりに近づく。
指先に気持ちをこめる。
曲が、おわる
息を吐いて目をあけると
ネオ以外の全員が、目を丸く
して、唖然とした表情をしていた
「…すっご」
トシくんが呟く。
かえがぶんぶんと頭を縦にふった。
「色、あんた…是非吹奏楽に」
めぐみの言葉にネオが反応する。
「だめだってば」
「色、こんな才能あるなんて
しらなかったよーっ!すごい!
惚れなおしたわー!すごいー!」
詩織は興奮気味だ。
「その…褒めてくれてありがとう」