最強☆白雪姫。




しかし白雪姫は、

日頃貯まったうっぷんのおかげで
情けも容赦もありません。



手下の襟元を引っ掴んで
前後にグワングワン揺らします。



「逃がせ言ぅてんのやあぁっ。
オメーの耳はレンコンの穴並に使えんのかいぃ!?

パンプスのヒールでも突っ込んで、
叩いて被ってジャンケンポンして
煮っ転がして喰っちまうぞぉっ!!」




手下はヒイィと泣き叫ぶばかりでした。



しかし、


「わ、わかりましたよぅ。
ににに逃がしますから、
逃がしますからぁー!」



と、ようやく口を開きました。





だって、

耳の穴にパンプスのヒールなんか
ぶち込まれたり、

叩いて被ってジャンケンポンしたり、

煮っ転がされたりしたら、





…白雪姫なんですもの。





ひとたまりもありません。





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