黄色いバナナ

座って周りを見渡すと、祐貴の知り合いの男の人、すっごいチャラそうな人、大人っぽい人、そして端っこにめんどくさそうな顔をした、茶髪の男の人がいた。


『あたしはっ、雫っていいまぁす。彼氏はいません!』

『あたしは祐貴です。』


次はあんた、と言わんばかりに祐貴があたしを睨んだ。


「…玲依です。」


そして男の人の自己紹介に入った。

以外にもチャラそうな人は、全くチャラくなかった。

まず、祐貴の知り合いの人は、高1で淳平というらしい。

そして、チャラそうな人は亮佑くん、大人っぽい人は啓一くん、そしてめんどくさそうな顔をした人は、慎弥くんというらしい。


『みんな呼び捨てで!』

淳平が言った。

『ここじゃまずいから、俺ん家来る?』

『行く行くーっ』

みんな乗り気だ。
< 5 / 17 >

この作品をシェア

pagetop