黄色いバナナ
座って周りを見渡すと、祐貴の知り合いの男の人、すっごいチャラそうな人、大人っぽい人、そして端っこにめんどくさそうな顔をした、茶髪の男の人がいた。
『あたしはっ、雫っていいまぁす。彼氏はいません!』
『あたしは祐貴です。』
次はあんた、と言わんばかりに祐貴があたしを睨んだ。
「…玲依です。」
そして男の人の自己紹介に入った。
以外にもチャラそうな人は、全くチャラくなかった。
まず、祐貴の知り合いの人は、高1で淳平というらしい。
そして、チャラそうな人は亮佑くん、大人っぽい人は啓一くん、そしてめんどくさそうな顔をした人は、慎弥くんというらしい。
『みんな呼び捨てで!』
淳平が言った。
『ここじゃまずいから、俺ん家来る?』
『行く行くーっ』
みんな乗り気だ。