イケメン学園


* *

「我が清祥学園に歓迎するよ、藤崎紫穂さん」


真ん中にいた(多分、あの勝利って)人が、周りに負けない、キラッキラの笑顔で言った。



私は・・・


「は?」

口、あんぐり。

頭、真っ白。

思考、停止。

後ろではまだ、美形くんが笑ってる。


「・・・っ!かわいいっ!」

「へ?」


急に「かわいい」と言われたかと思うとぎゅっ、抱きつかれた。


「え!?・・・え!?あ、あの・・・!?」


急な出来事にびっくりして、おどおどする。

けど、そんな私なんかおかまいなしに、私に抱きついてきた子は、話し出す。


< 14 / 42 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop