イケメン学園




これが、昨日のこと。とりあえずその日はボーっとして、ボーっと家に帰って、次の日の朝また学校に行こうとしたら、昨日のごとく連れ去られてここにいる。


「思い出したー?」

ひとり指ずもうをしながら、美形くん・・・いや、思い出した。『しゅーじ』だ修二。そう、修二くんが言う。


てか、なにしてんスか。虚しい人だな、コイツ。


「不本意ながらね」

「あははードンマイー」

誰のせいだ、誰の。


「思い出したから教えてよ。私が"選ばれた"ってどーゆうこと?」

「んー?だからー、君が選ばれたんだって!」

「何にだよ?」

ハッキリ言わない修二(もう、"くん"つける気はない)に、すごみながら聞く。

「あははっ変な顔ー」


黙っとけ。もとからじゃ。
そして、爆笑するな!







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