イケメン学園


ちょっとブルーなままの私をチャラ男1号2号が連行する。


「あのーえーとー稲葉くんと尾崎くん?」


「翔でいーよタメなんだし」


「そーそー、俺も雅人でいいって」


ノリ軽いですねー。
それよりも、さっきから会う女の子たち全員をちょっとナンパしてるのはどういうことですか?
やっぱ見た目どおりすっげーチャラ男なんですか。



しばらく歩いたあと、ひとつのドアの前で歩いていた足を止めた。


「さー着いたよ」


「俺らは先に行くからね☆ もうちょっとしたら担任くるからそんとき一緒に入っちゃって」


「りょ、了解」



そう言って彼らはドアのなかへ入っていった。



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