イケメン学園
「きみさー生徒会入っちゃったわけ?」
「ん?」
どこか遠い方を見ていた美形くん・・・もとい修二が不意に話しかけた。
なんだ、黄昏ってる?
てか生徒会って・・・あの?
「そう、あの」
いつもながらに心を読んでくる修二には、なんか超能力でもあるんじゃないかと、ちょっと興味が湧いてきた。
「んー、どうだろ?入りたくはないけど、なんか強制されそうな予感がする。ほら、朝いつも誘拐されるみたいに?もうホント、あれは勘弁してほしいよー」
ほんとに、やめてほしい。『またアトで』、しょーりさんにちゃんと抗議してみようか。・・・また軽くあしらわれるのだろうか。