イケメン学園
「あ、うん。あたし藤崎紫穂、よろしく!」
「んじゃあ、シホりんだね♪」
変わらない笑顔のまま、あたしの前の席についた。
・・・は?
ちょい待ち。
今、なんと?
「あたしのことは、チカって呼んでね~、シホりん♪」
・・・・シホりんんんんん!?!?!?
「ちょちょちょちょっ!」
「え、ナニソレ日本語ー?」
いや、日本語じゃないけれども。
「りんて、りんて!ちょ、やめて、鳥肌たつから!りんとかやめとけー!!」
激しく音を鳴らし立ち上がる。
・・・あ、イス倒れた。
そんなあたしにチカは「えー」っとちょっと不機嫌になる。