猫とうさぎとアリスと女王
ⅩⅧ 三月うさぎと涙の池
後ろにピンタックが入ったリボンレースブラウス。
胸元がシャーリング使用になったベビードールジャンパースカート。
リボン通しレースハイソックスにフリルバレリーナシューズを合わせ、手には日傘とリボンハートバッグ。
そしてこの間購入したばかりのInnocent Worldのボンネット。
全てオフホワイトで揃えました。
理由など、ありません。
直感とでも言いましょうか。
なんだか今日は凄く特別な日になるような気がしたのです。
色々な意味で・・・。
私はシーナの家へと向かいました。
追い返されても後悔はいたしません。
そうして思い切ってシーナの部屋の扉をノックしたのです。
一回目。
シーナは出てきません。
いないのかしら・・・。
二回目。
まだシーナは出てきません。
三回目を試みたその時に、扉は開きました。
シャツにパンツ、ボサボサの頭。真っ赤にはれた目。
シーナの出で立ちでここ何日かの生活が読み取れました。
シーナは何か小さく呟きました。
しかしそれは私の耳に届くことは無く、兎に角用件を伝えようと思って口を開きます。
「シーナ、お出かけの準備をしてください。」
「は?」
「早く準備をしてください。余り時間がありませんから。」
「出かける準備って・・・どこか行くの?」
私はにっこりと笑って答えました。
「行きましょう。岳志さんの所へ。」
胸元がシャーリング使用になったベビードールジャンパースカート。
リボン通しレースハイソックスにフリルバレリーナシューズを合わせ、手には日傘とリボンハートバッグ。
そしてこの間購入したばかりのInnocent Worldのボンネット。
全てオフホワイトで揃えました。
理由など、ありません。
直感とでも言いましょうか。
なんだか今日は凄く特別な日になるような気がしたのです。
色々な意味で・・・。
私はシーナの家へと向かいました。
追い返されても後悔はいたしません。
そうして思い切ってシーナの部屋の扉をノックしたのです。
一回目。
シーナは出てきません。
いないのかしら・・・。
二回目。
まだシーナは出てきません。
三回目を試みたその時に、扉は開きました。
シャツにパンツ、ボサボサの頭。真っ赤にはれた目。
シーナの出で立ちでここ何日かの生活が読み取れました。
シーナは何か小さく呟きました。
しかしそれは私の耳に届くことは無く、兎に角用件を伝えようと思って口を開きます。
「シーナ、お出かけの準備をしてください。」
「は?」
「早く準備をしてください。余り時間がありませんから。」
「出かける準備って・・・どこか行くの?」
私はにっこりと笑って答えました。
「行きましょう。岳志さんの所へ。」