猫とうさぎとアリスと女王
「じゃあこれは必要無くなっちゃったかな?」
シーナはポケットから一枚の紙を出して言いました。
どうやらそれは名刺のようです。
よくよく見ればそこには“Shina La Soleil”の文字。
「何ですか、これ。」
「僕の母さんが持ってるブランドの名刺。
今度ブランドの中で別のラインを作るんだって。
ターゲットは若い女性で、とびきり可愛い服を作って今までのブランドイメージを壊したいんだってさ。
それで僕から母さんに言ったんだよ。適任者がいるって。」
「もしかして・・・。」
「うん、マコのことだよ。
今、社員でそういう人があまりいないんだって。
だからマコがアドバイスしてあげたり、助言してあげてよ。
きっと母さんも助かるだろうからさ。
その内連絡が来ると思うから、その時は手を貸してあげてね。」
そんな・・・。
Shina La Soleilのニューラインの助言を私に?
そんな大それたことができる訳がありません!
「そんなに大げさに考えなくていいよ。
たぶんただデザインを見て、それがターゲットに見合ってるかどうか言ってくれればいいだけだから。
ちゃんとアドバイス料も出ると思うから安心して。」
「そっ!そんなものもらえませんわ!」
するとシーナは笑いました。
私、そんなにおかしな反応をしたでしょうか・・・?
「まあ、時がきたら母さんが全部やってくれるだろうから。
言うとおりにしてたらいいよ。」
そんな簡単な問題では無いと思うのですけれど・・・。
けれどそれを断るわけにもいかず、私は有り難くその名刺を貰っておきました。
シーナはポケットから一枚の紙を出して言いました。
どうやらそれは名刺のようです。
よくよく見ればそこには“Shina La Soleil”の文字。
「何ですか、これ。」
「僕の母さんが持ってるブランドの名刺。
今度ブランドの中で別のラインを作るんだって。
ターゲットは若い女性で、とびきり可愛い服を作って今までのブランドイメージを壊したいんだってさ。
それで僕から母さんに言ったんだよ。適任者がいるって。」
「もしかして・・・。」
「うん、マコのことだよ。
今、社員でそういう人があまりいないんだって。
だからマコがアドバイスしてあげたり、助言してあげてよ。
きっと母さんも助かるだろうからさ。
その内連絡が来ると思うから、その時は手を貸してあげてね。」
そんな・・・。
Shina La Soleilのニューラインの助言を私に?
そんな大それたことができる訳がありません!
「そんなに大げさに考えなくていいよ。
たぶんただデザインを見て、それがターゲットに見合ってるかどうか言ってくれればいいだけだから。
ちゃんとアドバイス料も出ると思うから安心して。」
「そっ!そんなものもらえませんわ!」
するとシーナは笑いました。
私、そんなにおかしな反応をしたでしょうか・・・?
「まあ、時がきたら母さんが全部やってくれるだろうから。
言うとおりにしてたらいいよ。」
そんな簡単な問題では無いと思うのですけれど・・・。
けれどそれを断るわけにもいかず、私は有り難くその名刺を貰っておきました。