猫とうさぎとアリスと女王
Ⅶ15インチの扉を開く鍵
思ったより気分が軽くなったので、その日は一時間目だけサボタージュし、あとの授業はきちんと出席いたしました。
私、お勉強は嫌いではありませんの。
数学は少々苦手ですが、学ぶことに抵抗がある訳ではありません。
今日もいつも通り授業が終わり、私は帰りの準備をしていました。
そして時計を見ます。
またイオの部活が終わるまでわた図書室で待とうと考えていると、私を呼ぶ声がしました。
「マコ!」
私が振り返ると、シーナが教室の出入り口で私を呼んでいるのが見えました。
シーナっていつも会いたくない時に私の前に現れます・・・。
嫌がらせかしらん?
まあ嫌では無いですし、寧ろ嬉しいのですけれどもね。
「一緒に帰ろう。話したいことがあるんだ。」
うわ、いきなり言われてしまいました。
早速この前の私の暴言についてのお話。
ちょっぴり気まずい・・・。
やっぱり無理!
そもそも心の準備がいるものではありませんか?
そんなことを思って、私はシーナの横を通り過ぎようとしました。
「は、話すことなど何もありませんわ。私、イオと帰りますから。」
立ち去ろうとする私の腕つかんで、シーナは神妙な面持ちで言いました。
「イオにはもう言ってあるから。お願いだよ
もう僕のこと、嫌いになった?」
それを聞いて私の顔は真っ赤になりました。
だってシーナ・・・物凄く可愛い顔をするんですもの。
その表情は卑怯です。
純粋無垢な子どものような眼差しで見られては、断ることなどできません。
私はためらいながらも一緒に帰ることを許可しました。
私、お勉強は嫌いではありませんの。
数学は少々苦手ですが、学ぶことに抵抗がある訳ではありません。
今日もいつも通り授業が終わり、私は帰りの準備をしていました。
そして時計を見ます。
またイオの部活が終わるまでわた図書室で待とうと考えていると、私を呼ぶ声がしました。
「マコ!」
私が振り返ると、シーナが教室の出入り口で私を呼んでいるのが見えました。
シーナっていつも会いたくない時に私の前に現れます・・・。
嫌がらせかしらん?
まあ嫌では無いですし、寧ろ嬉しいのですけれどもね。
「一緒に帰ろう。話したいことがあるんだ。」
うわ、いきなり言われてしまいました。
早速この前の私の暴言についてのお話。
ちょっぴり気まずい・・・。
やっぱり無理!
そもそも心の準備がいるものではありませんか?
そんなことを思って、私はシーナの横を通り過ぎようとしました。
「は、話すことなど何もありませんわ。私、イオと帰りますから。」
立ち去ろうとする私の腕つかんで、シーナは神妙な面持ちで言いました。
「イオにはもう言ってあるから。お願いだよ
もう僕のこと、嫌いになった?」
それを聞いて私の顔は真っ赤になりました。
だってシーナ・・・物凄く可愛い顔をするんですもの。
その表情は卑怯です。
純粋無垢な子どものような眼差しで見られては、断ることなどできません。
私はためらいながらも一緒に帰ることを許可しました。