こころの展覧会
そしてある夜、仕事部屋にこもり始め次の日のお昼までその部屋を出てこなかった。


完成された絵には、朝顔がえがかれていた。

淡い色で描かれた花は、朝露に溶けて消えてしまいそうだった。

幻を追う花は、なにを見ているのだろうか。

儚い、消えかける願いのイメージ……


 

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