☆オレ様ヴァンパイヤ☆

烈火side

緋色、手ちっちぇし細い。

てか、軽すぎ。

走って行ってしまった緋色を追いかけながら考えてた。

アイツ、声エロすぎ//

ん?あれって緋色と成宮・・・?

つーか、なんで緋色の手掴んでんの?

なんかむかつく。

「成宮、お前誰に許可とって緋色に触ってんの?」

オレに気付いた緋色が手を振り解いた。

「あ・・・ごめんな?」

そう言って成宮は走り去った。

「大丈夫か?」

「う、うん・・・ありがと・・・」

「よかった・・・」

「?」

「なんでもねぇよ」

クシャッと緋色の髪を撫でる。

「あぁーー!!遅刻だよ!」

と、急に緋色が叫ぶ。

「あぁ」

「え、なんで余裕そうな表情してんの!?」

焦っている緋色を見てオレは笑う。

「今日はこのままサボろーぜ?」

「・・・・・え?」

「サボっちまおーぜ?」

「・・・・・・・・・・うん!!」

その笑顔は反則だぁ!!//

「どこ行く?」

「えぇ・・・そんな急に言われても」

「どこでもいいぜ?」

「あ、じゃあ海!!」

「・・・・・・・・え?」

「海!海がいい!!」

海って・・・日差しが強くてオレには無理・・・。

「海以外なら」

「んーじゃあ、ゲーセン!!」

ゲーセンかぁ・・・そこなら大丈夫かな。
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