☆オレ様ヴァンパイヤ☆
尾行
緋色side
夜。
私は自分の部屋で烈火と撮ったプリクラを眺めていた。
本当にかっこよくなったなぁ・・・。
華奢な体つきなのに・・・凄い力強いし。
なんか今日は烈火にドキドキしっぱなし///
「あ・・・烈火にプリあげてないや・・・」
携帯を開いて、時間を見る。
時間は10時30分。
「起きてるよね・・・?」
部屋の窓を開けて烈火の部屋を見る。
電気はついていた。
そのまま板を渡り、烈火の部屋の窓をノックする。
「烈火ぁ?」
名前を呼んでも返事が無い。
ガラガラ
窓を開けて中を見る。
電気はついているのに、烈火の姿は無い。
「お風呂かな?」
部屋の中に入り、窓を閉める。
机とベッド、本棚以外なにも無いシンプルな部屋だった。
机の上には、なにかの薬と水があった。
「調子悪いのかな・・・」
いつも置いてあるはずの携帯と財布が無い。
烈火はいつも机の上に置いているのだ。
「どっかに出かけたのかな?」
そう呟いた瞬間、烈火が部屋に入って来た。