☆オレ様ヴァンパイヤ☆
「ひ、緋色?」
「烈火!どこに行ってたの?」
「近所のコンビニ。で?緋色はどした?」
そう言って、烈火は携帯と財布を机の上に置いてベッドに座った。
「あ、これ。今日撮ったプリクラ」
「ん。サンキュ」
私も烈火の隣に座った。
「今日はありがとね」
「おぉ」
「ね、烈火」
「ん?」
「また行こうね?」
「おぉ」
なんだか烈火がそっけない。
というか、いつも私をからかってくる烈火が静かだと落ち着かない。
「烈火?」
「ん?」
「どっか調子悪いの?」
そう言って私は烈火のおでこを触った。
熱は無いみたいだ。