アタシのこと、スキ?
「ありがとね♪」

「だ~か~ら~彼氏なんだからこんくらいフツーだって」

海は呆れたように言う。

だって嬉しいんだもん。

「お礼は大切だもんね~」

「ハハッ」

そして海はアタシに軽くキスをする。

それもだんだん慣れてきた。

そして大きく手を振り合って、海は背中を向ける。

その背中を、アタシはいつも見つめるの。

大きな、堂々とした海の背中を、いつまでも・・・・


「だだいまぁ~。遅くなっちゃったぁ」

「おかえりなさーい。ほら、早くご飯食べるわよぉー」

「はいはーい」

今頃、海はなにを考えているんだろう。

なにを見て、なにを想ってるんだろう。

アタシたち、これからずっと一緒で、

幸せになれるよね――――・・・




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