アタシのこと、スキ?
言えないよ
「おかえり」
「ただいま」
「よかったの?傘返さなくて」
傘とは、五年のときに瑠梨からおいてって「次会ったとき返してね」って言った時の傘。
「あぁ。どーせ覚えてないだろーし」
「わかんないよ?」
「・・・・・・・・いんだよ」
そう言い残して部屋に入る。
兄貴の彼女らしい可菜って子のことなんて忘れて。
「はぁ~あ」
ため息を声にしながらベッドに仰向けになる。
コンコン。小さく兄貴がノックする。
「海。風呂は今日も夜中か?」
「あぁ」
瑠梨に会って、風呂は夜中に入ることが増えてきた。
考え事を整理するのに時間がかかる。
それに、家に帰ってきてすぐ風呂とかなんか嫌だ。
どうせ夜中に入りたくなるのがオチだし。
「ふぅ~」
部屋は暗い。電気をつけていないから。
暗いほうが落ち着く。
「ただいま」
「よかったの?傘返さなくて」
傘とは、五年のときに瑠梨からおいてって「次会ったとき返してね」って言った時の傘。
「あぁ。どーせ覚えてないだろーし」
「わかんないよ?」
「・・・・・・・・いんだよ」
そう言い残して部屋に入る。
兄貴の彼女らしい可菜って子のことなんて忘れて。
「はぁ~あ」
ため息を声にしながらベッドに仰向けになる。
コンコン。小さく兄貴がノックする。
「海。風呂は今日も夜中か?」
「あぁ」
瑠梨に会って、風呂は夜中に入ることが増えてきた。
考え事を整理するのに時間がかかる。
それに、家に帰ってきてすぐ風呂とかなんか嫌だ。
どうせ夜中に入りたくなるのがオチだし。
「ふぅ~」
部屋は暗い。電気をつけていないから。
暗いほうが落ち着く。