アタシのこと、スキ?
まわりなんか気にせずに、

怖かったと言った。

愛叶音はアタシの肩に手を置いて、

自分の体から少し離して、アタシの目を見て、


「大丈夫――」

って言ってくれた。

なんで怖かったかっていうと、海にからかわれてるって思ったからなの。

だって、あんなに女の子に囲まれてたから、

アタシ以外の他の子にも、きっと同じことを言ってるんだろうって、

勝手に思ってたんだ。





オレは、ゆっくり学校を離れた。

今日は学校にいく気になれねーーって思った。

なんか頭ん中ぐちゃぐちゃで、ごちゃごちゃだ。

でも、そんな中でも、わかったことがある。

瑠梨は変わってしまったということ―――。








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