アタシのこと、スキ?
≪今日、屋上で待ってる。来て≫

そう書き足されていた。



「そっかぁ。よかったじゃん!話すチャンスだよ!」

すぐに愛叶音に話した。

「んで、何時に行くのぉ?」

愛叶音は笑顔で言う。

瞳がキラキラしているように見える。

ちょっと間があいて、

「放課後・・・とか」

って答えたら、

「放課後ぉ?」

と言われた。

さっきまでの笑顔はどこへいったのか。

「ねぇ、今行ってきちゃいなよぉ~。

センセーとかには上手く誤魔化すからぁ」

せっかちな愛叶音を初めて見たのはこの時。

でも、そんなのムリに決まってる。


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