アタシのこと、スキ?
「それにね、

恋をすることに間違いなんてないんだよぉ。

その人をスキになったことに、間違いなんて――。

そーれーとぉ、スキになった人のことは、

ずぅーーっと信じてあげなきゃダメだよぉ。

あとぉ、想いは、気づいたらすぐ伝えにいかきゃ離れていっちゃうよ」


そんなことを言った愛叶音を、アタシは

信じたいって思ったの。

愛叶音の言った言葉を。

ずっと、ずっと――――・・・


その時、海の顔が浮かんだの。

海は、本当に心の広い人です。

アタシが言ったひどい言葉も、

忘れてくれたね。

受け入れてくれたね。

ありがとう。

海は、どこまでも続く、

果てしなく広がる、

海(うみ)のような人です―――。









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