アタシのこと、スキ?
そして、

『一緒に学校行こーぜ』

そういわれたアタシは、即答で、

『うん!』

って答えたの。

『じゃーできるだけ早く来いよー。

オレ待つの苦手だから』

『オッケー』

電話を切って、

シャ――!!とカーテンを開けた。

眩しい光をさえぎるように、右手を顔の前に持ってくる。

でも、アタシは見逃さなかった。

ガラン、バタン!!

「海!?なんでココにいるの!?」

海が、家の前でたっているのがすぐにわかった。

「待ってるっつったろー。

てかそんな開け方したら窓壊れるっつーの。

それより早く準備すませて学校行こーぜ」

「ちょっと待っててよぉ」

アタシたちは、大きな声で会話した。

海には、本当に驚かされてばっかりだったよ。

制服に着替えて、急いでリビングに行く。

「いただきます」

急いで朝ご飯を食べる。

コップの水を一気に飲んで、

「お母さんお父さん行って来るね」

早口でそう言った。

「気をつけるのよ」

そのお母さんの言葉には心の中で返事をし、

ドアを開けた。



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