アタシのこと、スキ?
「あんたって子は、ホントひどいねぇ」

ひどい?えっ、もしかしてアタシ可菜に嫌われちゃった・・・?

「私はあんたの友達でしょ?」

「うん、もちろんそーだよ?」

「じゃあさ」

何?何しちゃったのアタシ!?

アタシは目をつぶった。

「なぁんで彼氏できたこと言ってくんないの?」

・・・・・え?

「えっ!?まぁじでぇ!?

瑠梨彼氏できたのぉぉ~~~!!??」

「できたんだよねぇ」

なーんだ。そんなことか。

嫌われてたわけじゃないんだ。

「あ、うん」

「なぁーーんで教えてくれないかなぁぁ」

「ねぇ、黒いオーラがでる意味もわかるでしょ?」

「わかるぅぅ」

「でも、可菜だって彼氏が誰か教えてくれないじゃん」

ちょっと仕返しをしたつもり。でも、

「彼氏ができたことはちゃーんと言ったよ?」

そうでした・・・

「でもさ、なんでアタシに彼氏できたこと可菜知ってんの?

アタシ誰にも言ってないよ?」

「それは、私の彼氏からきいたの」

「可菜の彼氏って海の友達?」




< 71 / 105 >

この作品をシェア

pagetop