アタシのこと、スキ?
―――――――・・・・

――――・・・

「楽しかったねぇ♪」

「おー。コレも買えたしな」

海はポケットから顔を覗かせているキーホルダーを指差した。

「うん♪」

電車に揺られながら会話する。

「今日、兄貴に紹介してぇんだけどいいか?」

「うんいいよ♪」

外は少し暗くなっている。

空がうすく青い。雲が早く流れてる・・・

電車の揺れで眠ってしまった。

いつもの懐かしい夢。

〈きれーだなぁ〉

女の子が一人。

屋上で仰向けでねっころがっている。

夜空には、星がキラキラと輝いている。

〈うわぁ流れ星だぁ〉

女の子は何かをお願いした。

ギュッと手を握りながら・・・・

「・・・梨。

瑠梨」

誰かがアタシを呼んでる。

「ん?」

「着いたぞ」

海がアタシを呼んでいたみたい。


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