聖夜学園
「えっと…右から2番目…。これ?」

何の音も聞こえない4階。この音楽棟はかなり防音性が高いらしい。


カチャ

扉をあけると、椅子と机にノートパソコン、それに真新しいフルートが置いてあった。

「何これ…。ん?これ、手紙?」
私がフルートを眺めていると、そのケースの下にメモがあるのに気づいた。

『このフルートは君へのプレゼントです。これで思う存分練習してください。  校長』

メモの内容を読む限り、この高級フルートは私がもらっていいようだ。私はそのフルートを手にとり、一番好きな曲の練習を始めた。







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