「エース」
スゴイ才能→傲慢ピッチャー
「ストラーイクッ!、バッターアウト!」

「あいつこれで三振何個目だ!?このチームは中堅校のはずだが…。てかあの人背ぇ高くてかっこよくない?」

観客席のみならず球場全体がどよめく。

(これで三振18個目か。野球ってやっぱ簡単だわ…)

三年生でエースの市川準太はこの春の大会一回戦が公式戦初登板。去年までは野球のルールもほとんど知らない気性の荒い元剣道部のやつだった。

そんなやつがこんな好投を続けるなんてだれも信じられないし、ありえないと思うだろう。

しかし彼は特別だ。なぜなら彼は「スゴイ才能」の持ち主なのだから。

< 1 / 7 >

この作品をシェア

pagetop