イケメン男子3人組と普通女子高生の恋物語(仮)
「誰もいない……。」
保健室の中は誰もいなかった
先生すらいない
「山本君、先生がいないから戻る?」
私が聞くと山本君は顔を上げて私の方へと近づいて来た
「せんぱーい。二人っきりだね」
私のすぐ顔の近くで不適な笑みを見せてきた
「だ、だからなによ!」
「べつに」
素っ気ない返事をしていきなり私の腰に手を回してくる
山本君の行動にびっくりして逃げようと必死に抵抗をする私
「俺からは逃げられないから」
耳元でそう言われ背筋が凍った
「山本君は私に何をしたいわけ!?」
涙目で言う私に山本君は言った
「俺だけを見ろ。夏紀は俺に溺れるくらい好きにさせてやる。」
思いがけない言葉を言われた
私が山本君に溺れる?
そんな事ありえない
「夏紀は絶対に俺の事好きになるから。」