ヘタレ船長と二人の女海賊
航跡1「俺は操舵手だってぇの」
大航海時代ってのがある。

15世紀中頃から17世紀中頃まで続いた、ヨーロッパ人によるインド、アジア大陸、アメリカ大陸などへの植民地主義的な海外進出をいう。

主に西南ヨーロッパ人によって開始されたってぇ話だ。

頑丈なキャラック船やキャラベル船が建造されるようになり、羅針盤がイスラムを介して伝わった事から外洋航海が可能になった。

ポルトガルとスペインは後退するイスラム勢力を追って北アフリカ沿岸に進出するようになった。

新たな交易ルートの確保、イスラム勢力の駆逐、強力な権力を持つ王の出現、そして航海技術の発展、海外進出の機会が醸成された事で、ポルトガル・スペイン両国は競い合って海に乗り出して行った。

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